きいちご日誌

チームきいちごのメンバーによるブログです

卒業式と入学式とお化粧初め

こんにちは。チームきいちごです。

3月ですね。暖かくなってあっという間に桜が咲きました。

別れと出会いの季節になりました。でも、コロナがそのお祝いの気持ちに影を落としてるのは事実ですよね。

私たちメンバーも、各々ウン十年前から段階的に卒業と入学を繰り返し、至る今です。あの頃は当たり前の様にしていた卒業式が、今コロナで出来ないなんて想像もしませんでした。去年と今年…縮小しつつ式を挙げられている学校もあれば、中止を決めた学校もあると思います。でもどの卒業生も、4月の新入生や進学生も、祝われるべき人たちである事に変わりはないと思います。

 

さて、卒業と共に新卒として仕事に就く方もいると思いますが…皆様の「お化粧デビュー」っていつでしたか?

実は私は仕事の関係もあって、メイクをする様になったのは社会人◯年経過後…学生時代は興味もなく、本当に20代後半まで無縁でした。メイクをするのが楽しいと感じる様になったのは30代に入ってからでしょうか。メイク自体、必要に駆られてしたのが初めてでした。それ以外は七五三や成人式にメイクしてもらう程度で、自分でしたのは友人の結婚式など「しないと失礼にあたるかな?」と思った時です。そしてメイクはほぼ自己流で、さすがによくわからなかったので本で調べたりしました。母親に聞けばいいのではと言われそうですが、何となく気恥ずかしくて聞けなかったんですよね…。

メンバーの中にはお母さんに教わってからお店にいる化粧品担当の方に教わり、大学生の時にデビューの人や、友達と趣味の一環でメイクを始めた人。他には、高校卒業前に卒業生対象のメイク講座があり、それに参加したというメンバーもいました。

高等学校によっては、卒業前にそうしたメイクのやり方を教える時間を設けるところもあるそうです。先生というよりも化粧品メーカーの方がいらして、メイクの仕方やその後の肌ケアなど…一通りの説明と使い方の指導、といえばいいでしょうか。学生としては親に聞きづらい、興味があると言いにくいという人もいるでしょうし、プロに教えてもらうのはいい事だと思います。企業としても、もしかしたら将来顧客になる可能性もありますから、お互いイーブンな関係とも言えるかもしれません。

 

メイクはやっぱりやり方を知っていると自分の顔をより華やかに見せてくれますし、メイクのやり方で印象をガラッと変えることもできます

ですが、女性はメイクを「やりたくてやる」わけではなく「やらなければいけない」というタイミングが存在し、それは長い事『問題』として話が上っています。例えば、私の様に友人の結婚式に行くなどの特別なタイミングはあまり気にならない人は多いと思いますが、よく議題になるのは普段の「会社へ行く」のに行うメイクです。

昨今は随分下火になったとはいえ、今も「出社時は必ずメイク」というところは少なくないと思います。しっかりメイクとまでは言わないけれど、ノーメイクだと「メイクしなさい」とは言われないけれど「あれ?時間がなかったの?ノーメイクなの?」と一言もれなく貰う…なんて事はまだまだよくある話でしょう。また「会社の人や社外の人に会うのにだらしない、メイクはマナー」という人もやっぱり存在します。

一概にメイク自体が悪いのかというと、本当はそんな事はないと思います。ただ、何となくはっきり言われないけれどメイク必須なんだろうな…というこの空気が、げんなりしてしまうのはわかります。

メイクを毎日するためには、それなりに時間を必要とします。朝起きて洗顔→歯磨き→着替え→朝ごはん(順番は人によると思います)が、洗顔(化粧水と乳液と…)→歯磨き→着替え→朝ごはん→化粧(1分は無理かな…)という風に変わります。疲れて帰ってきた後も、メイク落としでちゃんとメイクオフしてお風呂上がりは化粧水。ケアを怠ると翌日以降の化粧のりが変わってしまいます。

そして何よりの負担…化粧品の購入化粧品は決して安くはありません。人によって(仕事によって)はマニキュアも…なんて方もいるでしょう。

また絶対ではありませんが…化粧品は個人的にも使うからついででしょ、と思う方もいるかもしれませんが、仕事時用の化粧品とオシャレメイク用の化粧品は必ずしも同じではないです。もしかしたら下地やファンデーションくらいまでは同じかもしれませんが、アイシャドウやチーク、口紅なんかはオシャレ用に違うものを持ってる人は少なくないと思います。

仕事で求められ、使用するのは「ちゃんと感」が必要なメイクです。時代的に濃くなりすぎず、でもメイクしてるのがわかる程度、落ち着いた色合いで可能なら肌が綺麗に見える…でしょうか。オシャレメイクは好きな色や服に合わせた色を使ったり、もしくは本当に気分で変えたりするものです。勿論、そもそも化粧しない!という人や、いやいや化粧品は各種類一個しかないよ、という人もいらっしゃると思います。

そして化粧品は肌に直接塗るものです。なので合う合わないも存在します。プチプラメイクでどうにか過ごしたいけれど肌に合わなくてデパコスメに…という人もいらっしゃいますよね。メンバーの中にはリップは塗れるけれど口紅はどうしても苦手という人や、厚めの化粧は肌の息が詰まる感じがしてどうしても好きになれない、という人もいました。化粧する場所や化粧の厚さでも、個人差は割と多くあります。

 

そして化粧品は女性だけのものなのか…いいえ。そんな事はありません。男性でもメイクをする人はいます。男性アイドルの影響でメイクを身近に感じる人もいるし、お仕事や趣味でメイクをする人もいます。私の夫はメイクをしているという自覚は全くないですが、花粉プロテクト効果が期待できるらしいBBクリームをこの時期は塗っています。またCMなどでも、男性の肌が乾燥しやすい事がよく取り上げられる様になり化粧水を使用する人は増えたと思います。

コロナ禍で在宅勤務になり、オンライン会議で自分の顔を見る事が増えたから気にする様になった…なんて話もありました。

 

もしかしたら、今「お化粧初め」を迎えた人もいるかもしれません。メイクをする事を楽しみにしていた人、ちょっとプレッシャーに感じていた人…色んな人が、その時を迎えるかもしれません。

それとは別に、メイクをする事が枷にならないといいなと感じます。その枷とは、金銭的にでもあり、また意図としてでもあります。強制をもしするならば最低限のサポートを考える必要もあるかと思うし、またその強制がそもそも必要なのかを考える必要があると思います。

そしてそれを考えるのは、必ずしも化粧をしている人だけではなく、それに関わる会社などの職場や世間一般といわれる世の中の人…なのだと思います。