きいちご日誌

チームきいちごのメンバーによるブログです

「ピル」って楽? 怖い?

こんにちは。チームきいちごです。

梅雨はいつになったら終わるのかな…と思う日々です。豪雨災害に遭われている方々には、心よりお見舞いと、また少しでも休める時間ができます様にと願わずにはいられません。

 

今回は「ピル」についてチーム内で話した内容をまとめました。

だいぶ白熱したのですが、出来るだけ読みやすい長さに…まとめられた、かな?

 

「ピル」って、近年では随分聞かれるようになったかと思います。

知ってる、聞いた事ある、実際使ってる…などあるのではないでしょうか。勿論、知らなくても大きな問題はありません。

 

まずざっくり!「ピル」ですが

経口避妊薬(けいこうひにんやく、英語: combined oral contraceptive pill (COCP)、oral contraceptive (OC))とは、主に避妊に用いられる女性ホルモン剤。ピル[1]とも呼ばれる。ピルと言った場合、通常低用量ピルを指す。

Wikipediaより)

 

はい!ざっくりした説明でした!(今回Wikipediaより引用しましたが、詳しくはWikipediaの他取り扱いされている病院のサイトや医師にご確認下さい)

「主に避妊に用いられる」とありますが、実際使用されている方や使用目的としては、避妊よりも生理痛や生理管理を目的として使用されている方が多い印象を受けます。

また、使用目的としてもどちらかというと生理管理として話に上がることが多いかなと感じます(勿論、避妊として「緊急避妊用ピル」の話が上がることもあります)

 

さて、今回はこのピルについて…生理管理の観点での話となります。

まずピルってどんなイメージでしょう?ピル使用した事のないメンバーからの意見は

「飲むもの(体に摂取する)だからちょっと怖い」

「副作用が不安」

「飲むだけだから生理痛止めと同じと思えば、効果があるなら楽かなと期待してる」

…という風。

あくまでも「処方される薬」なので、やはり副作用をはじめとする体への影響はちょっと不安を感じる所ではありますね。

ちなみに「副作用」というのは、薬であれば多かれ少なかれ発生する可能性があり、ピルに限った話ではありません。また、薬なので合う合わないの体質的なものも、ピルに限らず服用するもの全てに言えるかと思います。そういう意味では、ピルというよりも薬全般に対しての不安とも言えるかもしれません。

 

また、ピル使用経験のあるメンバーもいるので使用感も勿論聞きました。使用した事のないメンバーは興味津々です(きいちごメンバーは、特にピルに対して否定的な人はたまたまいないので、もしかしたら自分も飲むかも…と思うとやはり使用経験のある人の話は気になります)

「生理管理としてはピルはとても楽!」

「決まった時間に飲む必要があるけど、アプリとかもあるから忘れにくい」

「何社か出してるから、合わないピルもあるけど合うピルも探せる」

おおお!何か話を聞くととても良い感じ…。生理管理については悩む女性も多いと思うので、これは使用する利点としてとても大きいですね。

…ですが、話はまだ続きます。

「ホルモン量検査とか、基礎体温のチェックをする様に言われたり。勿論飲む理由にもよる」

「ピルの副作用で気持ち悪くなったり目眩がする事もあった。ピルの種類を変えたり、様子見して慣れさせたりした」

「ピル…お値段的に高い」

そして…

「ピルの管理は先生(医者)と相談。勝手な判断で飲み続けると、将来妊娠出来なくなる可能性もある」

という話。

 

…なるほど、メリットもあるけれどデメリット…というより、メリットだけをみて決めるにはやはり「薬」なんだな、と再実感しました。

 

きいちごメンバーのもともとのスタンスとしては「ピル」をはじめとする「薬」にはさほど否定的では実はありません。どんな「薬」も適切に体を助けるものなら使用した方がいいと考えています。

なので「ピル」についても、体に合うなら全然アリ!という気持ちがあります。

 

これはピルに限らないのですが…「ピル」は「薬」です。「薬」については、ちゃんと病院(産婦人科やレディースクリニックなど)で診察を受けて処方してもらって欲しいと思います。

ピルは特によく言われるイメージがありますが…貴方を診察した事もなかったり、そもそも医師では無い人が

「生理痛辛いならピル飲めば?」

「ピル貰えばいいじゃん」

「ピル欲しいって言えば貰える」

と、無責任に勧める場合が多く見られます。

実はきいちごとしては、「ピル」自体よりもこの状態についてとても危惧しています。

「薬」は合う合わない、体質、副作用との兼ね合い、他の薬との兼ね合い…等の様々な理由で医師が「勧めない」判断をする事もあります。

また本人が原因はコレだろうなと思って病院に行ったら、違う病気が見つかったなんて話も実はよく聞くものです。

ピル使用経験のあるメンバーに聞いた限りでも、医師と相談してピルについて決めている事は一つではありませんでした。

 

これは一概には言えませんが、医師の中にも様々な方がいます。

病院で「この先生にはあまり相談できないなぁ」とか「忙しそうでちゃんと自分の体調言いづらい」なんて経験がある人も少なくないのでは。

例えば風邪薬の筆頭「PL剤」!もう風邪かなと思って病院に行けばほぼ間違いなく出されるであろうあの薬。あれほど使用者も使用回数も多い薬なら、多少は気にならないかもしれません(とはいえ、PL剤の様によく見る薬や市販薬でも、副作用は存在しますし、合う合わないはあります)

ですが、ピルをはじめ多くの薬は「よく処方されてよく飲む薬」とは少し違う事が多いです。またピルはホルモン剤です。その視点を忘れないで欲しいのです。

できたらまず、薬を貰うではなくいい病院、いい医師を探して欲しいです。薬をたくさん処方してくれる先生が必ずしも良い先生ではありません。

 

そんな「ピル」ですが、飲むにはメリットもデメリットもそれなりにあり、医師の診断と、定期的な診察の上でどちらをどう取るかの選択だなとメンバー内で共有しました。

メンバー内には他の生理管理法を医師の診察と診断の元行っているメンバーもいて、そんな話も途中話題に上りました(漢方や機具など)。どれをとっても、やはり信頼できる医師と相談の上で、個人の判断でするのは怖いものがあります。

 

「ピル」は、楽だけど、怖くないわけじゃない。でもそれは「ピル」に限らず「薬」全部に言える事かも。そして「ピル」はサプリメントではなく、れっきとした「薬」なんだ。…というのを再確認したメンバーでした。

 

「ピル」を欲しいと思った時、目的は忘れないでください。もしも「ピル」を欲しいと思う体調の時、それは

「ピル」を貰う事が目的ではなく、貴方の体調を良くする事が目的です

どうかそれを忘れないで!